9月も後半戦ですね。みなさま月末まで乗り切れる体力ありますか?
またまた新しいコーヒーが届きましたのでご案内です。
今月に入って6銘柄目の新着コーヒーですがついてこれていますか?(笑)
まぁコーヒーカード作ったり通販ページ作ったりが後手になり、私自身もついていけていませんが。
coffee stand switchでは半年ぶりぐらいのマンデリンのご提供です。
本ロットは以前取り扱っていたタノバックとは違う産地から届いております。
これには2つほど事情があり、インドネシアの不作とブランド化のためとなります
実はインドネシアでは数年前よりマンデリンの生産量が低迷しております。
収穫されたコーヒーの実を屋外のレンガの上で天日干しするという伝統的な精製方法をスマトラ式といいます。
そして生乾きぐらいで脱殻、さらに乾燥すると言った手間ひまかかった製法ですが、これがマンデリン特有の特徴的な味わいを生み出していると言います。
しかしその精製方法があだとなって近年頻発しているスコールの影響を直に受けています。
乾燥中の豆が濡れてしまい、未乾燥状態となり品質が悪化、以前のような魅力的な味わいの豆が少なくなりました。
そのため今回は以前と異なる産地からマンデリンが届きました。
また、現在マンデリンは積極的なブランド化を行っております。
本ロットはインドネシアのリントン地域でしか作れない、最高峰ブランド「グランブルー」というものになります。
ブレンドコーヒーとうわけではありませんが、単一品種ではなくあくまでグランブルーというブランド名になります。
なぜ単一品種ではなくいろいろな品種が混ざっているかと言うのも、インドネシア特有の事情があります。
実はインドネシアでは単一の品種のみで農園をしているところはほとんどありません。
それは過去にインドネシアで猛威を振るったコーヒーノキの病気「サビ病」にあります。
コーヒーノキの葉が金属が錆びたように茶色く枯れてしまう病気です。
そのために一つの農園でも様々な品種を同じ場所で管理しリスクを減らす栽培を行っています。
このグランブルーというブランドは手作業での工程がほとんどを占める、とても丁寧に作られたコーヒーです。
完熟チェリーを手摘みで収穫後、手動パルパーで果肉を除去し、ザルを使って一晩寝かせます(Dry Fermentation)。
3度の水洗で丁寧に選別後、ビニールハウス内で約3日かけて乾燥させます。生産者のこだわりが詰まった一杯です。
マンデリン特有の野性味溢れるスパイシーな香りの中に感じる、やさしく繊細な香りをお楽しみください。
生豆生産国:インドネシア
地域:スマトラ島北部. トバ湖周辺リントン地域 フタジュル地区
生産者:フタジュル地区の小規模生産者
標高:1100m
品種:オナンガンジャン種、アテン種、ティムティム種 他
精製:スマトラ式
焙煎度:深煎り